キャバクラの同伴とは?種類や行き先、費用の相場、注意点を解説

キャバクラの同伴とは?種類や行き先、費用の相場、注意点を解説
著者プロフィール
        キャバクラ評論家・キャバクラライター K.S
キャバクラ評論家・キャバクラライター K.S(40代)
元出版社勤務。20代の頃から夜の街文化に興味を持ち、独立後はキャバクラを中心としたナイトライフ産業を専門に執筆活動を展開。キャバクラを単なる接客業ではなく「人と人の交流が持つ芸術」として捉え、その文化的価値を追求。偏見の払拭し、読者に新たな視点を提供しながら執筆活動に取り組んでいる。

キャバクラの常連になると、よく耳にするのが「同伴」という言葉。これは、キャバ嬢とお店の外で待ち合わせをして、一緒に出勤することを指します。

同伴はただの食事やデートとは違い、お店にとってもキャバ嬢にとっても重要な営業活動のひとつ。

この記事では、同伴の基本的な意味や種類、費用の相場から注意点まで、初めてでもわかりやすく解説します。「どんな風に誘えばいいの?」「お金はどれくらいかかるの?」という疑問を持っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

【この記事のまとめ】
  • キャバクラの同伴とは、キャバ嬢と店外で会い一緒に出勤する営業活動で、食事同伴や趣味同伴など多様な形があります。
  • 同伴の費用相場は食事約1万円、同伴料約3千円で、予算は相手の好みに合わせる配慮が重要です。
  • 同伴時はドタキャン厳禁や出勤時間厳守、キャバ嬢への気遣いを忘れず、信頼関係を築くことが成功の鍵です。

キャバクラの同伴とは

キャバクラの同伴とは

キャバクラの同伴は正式名称を『同伴出勤』と言って、お店の外でお客様とキャバ嬢が会ってそのままの流れで一緒に出勤することを言います。

「食事同伴」「店前同伴」「買い物同伴」「ゴルフ同伴」「野球観戦同伴」など、様々な形態があります。

どれも、相手との合意のもと成立し、キャバ嬢側にもバック報酬があるため、双方にメリットのあるサービスと言えます。

キャバクラの同伴の種類と流れ

キャバクラの同伴の種類

キャバクラの同伴にはいくつかの種類が存在します。同伴を実施するためにも、どんな同伴があるのか確認しておきましょう。

【キャバクラ同伴の種類】

食事同伴
もっとも一般的。仕事前の軽い食事として◎
店前同伴
お店の入り口まで同行し、入店と同時に同伴成立
買い物同伴
キャバ嬢の欲しいものを買ってあげる、喜ばれる選択肢
スポーツ/趣味同伴
野球観戦やゴルフなど、趣味に合わせた時間の共有

キャバクラの同伴の流れ

キャバクラの同伴の流れについて知っておくことで、同伴システムの基本を理解しましょう。

  1. キャバ嬢と日時を相談して予約
  2. 指定の場所で集合・同伴開始
  3. 食事や買い物などの時間を楽しんだ後、出勤に合わせてお店へ

同伴にはキャバ嬢から誘う場合とお客様から誘う場合の2種類があります。キャバ嬢には同伴をすることでバックが入りますし、さらにご飯を食べさせてもらえるメリットがあるので自分から誘うパターンも比較的多いです。

同伴とアフターの違い

  • 同伴:出勤前に会ってからお店へ行く
  • アフター:退勤後に一緒に出かける

お店の外へ出かけるという点においては同伴と同じですが、唯一違うのはアフターに対してお店側からのバックとサポートが無い点です。

そのため、アフターはキャバ嬢にとってアルコールの入った大人同士が夜に二人で出かけるサービスとなるので、同伴と比べてリスクのあるサービスになりやすいです。だからこそ、お客様はキャバ嬢が不安に思うようなことをしないように意識してアフターに臨むことが大切です。

そして、もしキャバ嬢が安心できる環境下を用意してアフターを楽しむことが出来たなら、きっとキャバ嬢との関係性はさらに良いものへと変わるかもしれません。

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同伴時の行き先と費用相場

同伴時の行き先と費用相場

同伴によく利用される行き先や、それらの場所でかかる費用の概ねの金額は把握しておくようにしましょう。なぜなら、キャバ嬢も同伴は慣れているので他のお客様も使うような行き先を指定すれば、流れを理解してもらいやすく気軽に同伴してくれるからです。

下手に普段いかないような場所を選択して、緊張を誘うようなことがあっては本来一緒に楽しめるものも楽しめなくなってしまうことでしょう。また、行き先の費用感も概ねつかんでおけば無理な出費をすることはありませんし、万が一手持ちが少なくて恥ずかしい思いをしてしまうなんていうことも避けられます。

キャバクラの同伴の行き先

キャバクラの行き先は好き好みが分かれない場所を選ぶようにしましょう。もしくは、キャバ嬢が行きたいと思っている場所を選ぶのも一つの方法です。

あくまでもキャバ嬢と仲良くなることが目的なので、自分好みにスケジュールを組んではいけません。ただ、相手がどういった同伴を望んでいるのかは付き合いが浅い中で分からないこともあると思うので、逆にいきたい場所はないか聞いてみましょう。

また、行きたい場所を聞かない場合は以下のような場所を選択するのもおすすめです。

ご飯屋さん
キャバ嬢はこれからお酒を飲む仕事をするので、お腹に少しでも何かいれておきたいと考えている場合が多いです。なので、ご飯屋さんは喜ばれやすいうえに、キャバ嬢であればそういった同伴に向いているお店を知っていたりもするのでおすすめです。
買い物
買い物はキャバ嬢にとって一番嬉しい同伴先とも言えるでしょう。やはり、欲しいものを買ってもらえるというのは女性なら誰でも嬉しいことなので、キャバ嬢の評価を一気に上げるのであれば買い物がおすすめです。
野球観戦
プロ野球のシーズンになると同伴先としてよく利用されやすい行き先の一つです。お酒を飲みながら観戦できるということもあり、比較的好まれます。
ゴルフ
ゴルフが好きなキャバ嬢にとっては嬉しいゴルフ同伴。ゴルフへ一回行くのに何万円とかかりますし、車でないといけない場合がほとんどなので、連れて行ってあげたうえですべての費用を出してあげるととても喜ばれます。

キャバクラの同伴にかかる費用の相場

キャバクラの同伴にかかる費用は必ず把握しておきましょう。同伴でいくら紳士な対応をしても最後の最後に持ち合わせが足りないなんてことになってしまっては本末転倒です。

以下は同伴にかかるとされる費用の相場です。

  • 同伴料金:約3,000円
  • お食事代:約10,000円(二人分)
  • ゴルフ:土日=約40,000円、平日=約30,000円(二人分、お昼代込み)
  • 野球観戦:安い席=約3,000円、高い席=約20,000円(二人分)
  • 買い物:内容により変動(数千円~数十万円)

高価すぎると嬢に気を遣わせることもあるため、相手の好みに合った予算選びが大切です。

同伴に誘うためのポイント

 同伴に誘うためのポイント

キャバ嬢を同伴に誘うには、いきなり誘うのではなく、ある程度の関係性や信頼を築いてからが基本です。初対面や数回しか会っていない段階で「同伴しようよ」と誘ってしまうと、営業目的と捉えられたり、警戒されてしまう可能性があります。

まずはお店での会話ややり取りを通して、「この人となら同伴してもいいかも」と思ってもらえるような雰囲気づくりが大切です。会話の中で相手の趣味や好きな食べ物などを聞き出し、それを踏まえた自然な誘い方をすると、印象も良くなります。

たとえば、「今度○○のお店に行きたいんだけど、一緒にどう?」というように、あくまで楽しい時間を共有したいというスタンスで声をかけると、相手にも好意が伝わりやすくなります。

また、キャバ嬢にとって同伴は仕事の一環であることを忘れず、感謝の気持ちを持って接することも大切です。「誘ってあげてる」という態度ではなく、「付き合ってくれてありがとう」という姿勢を見せることで、好印象を持たれやすくなります。

同伴時の注意点

同伴時の注意点

ようやく漕ぎつけた同伴も思わぬ準備不足で台無しにしてしまってキャバ嬢の評価を落としてしまっては、本来仲良くなるための同伴が逆効果になって本末転倒な事態になってしまいます。

【同伴時の注意点】

  • ドタキャンは厳禁
  • キャバ嬢の出勤時間を厳守
  • キャバ嬢への配慮を忘れない

『同伴』というキャバクラのサービスだとしても、一人の女性と会うのですからモラルと思いやりをもって付き合うようにしましょう。

ドタキャンは厳禁

同伴はキャバ嬢にとってお店への貢献度や評価に関わる大切な営業です。直前のキャンセルは、お店やキャバ嬢に迷惑をかけるだけでなく、信頼を失う大きな要因になります。

急な事情がある場合でも、できるだけ早めに連絡し、誠意を見せることが大切です。

キャバ嬢の出勤時間を厳守

同伴は、あくまで「一緒にお店に入ること」が前提です。遅れてしまうと、キャバ嬢の出勤に支障が出るだけでなく、お店側にも迷惑がかかります。

予定より余裕を持って行動し、スムーズに入店できるように準備しておきましょう。

キャバ嬢への配慮を忘れない

同伴中もキャバ嬢は「仕事中」であることを忘れてはいけません。たとえば、食事の場でも相手が気を使わずに済むよう、お店選びや会話の内容に配慮しましょう。感謝の気持ちを言葉にして伝えることも、良好な関係を築く一歩になります。

またキャバ嬢の場合は同伴の後にお店での仕事があるので、同伴で疲れるようなことが無いように配慮してあげるようにしましょう。そうすれば、キャバ嬢も自分との同伴は疲れ愛し居心地がいいと思ってくれて、次回以降の同伴も快諾してくれるようになります。

キャバクラの同伴はカモなのか?

キャバクラの同伴はカモなのか?

「同伴に誘われたけど、カモにされてる?」と不安になる方もいるかもしれません。

たしかに、売上を伸ばすために営業として誘うキャバ嬢もいます。しかし、それだけで「カモ」と決めつけるのは早計です。

そもそも同伴は、キャバ嬢にとっても大きな負担やリスクを伴う行為。
お客様との時間に加え、出勤前の予定を調整する手間や、時にはお店へのノルマ達成のプレッシャーもあります。それでも同伴に応じるのは、「関係を築きたい」「信頼できる」と思っている証でもあるのです。

つまり、あなたの対応次第で“営業”が“信頼関係”に変わる可能性もあるということ。必要以上に疑わず、ルールとマナーを守って楽しく過ごすことが、結果としてお互いにとってプラスになるでしょう。

まとめ

キャバクラにおける同伴とは『同伴出勤』の略で、出勤前にキャバ嬢と一緒に食事やお出かけなどをしてから出勤時間に合わせてお店へ行くことを言います。

同伴は「仲を深めるチャンス」であり、「節度と思いやり」を持って接すれば、キャバ嬢も警戒心を解きやすくなります。

お金を払っているからこそ、自然な気遣いと思いやりが相手を安心させ、次回につながるという点も理解しておきましょう。

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